JINS前橋小島田店 の屋根にはJINS店舗としては初めて太陽光パネルを設置し、店舗で使用する電力の約70%を太陽光発電で供給させ、温室効果ガス排出削減に取り組みます。また店舗の建築には木造を採用し、木に囲まれた店内空間はお客様にぬくもりをお伝えすることにも繋がっています。敷地内には様々な種類の植物を植え、回遊性の高い公園のような造りに仕上げました。また新たな取り組みとして、群馬県内で農業経営を行っているJINSの関連会社「JINS norma」で栽培した様々な野菜の無人販売を行います。地元で育った野菜を通じて、地域のお客様と新たな関係を築き上げることを目指しています。
店内空間を設計するにあたり、地元群馬県出身で群馬の空っ風から着想を得た作品「風男(かぜおとこ)」などを手掛けているアーティスト・尾花賢一 (おばなけんいち) 氏に空間演出を依頼しました。店舗がある地域は、まさに群馬の空っ風を感じる場所。エントランスに配された彫刻「風男」にはじまり、店内壁面には「風男」のドローイングが随所に描かれ、それらを見る体験を通じて地域の方が前橋という土地の特色を感じられる空間を作り上げました。
写真左:彫刻「風男」はエントランスでお客様をお出迎え。写真右:尾花氏が手掛けた「風男」のドローイングが店内壁面随所に。
1981年群馬県太田市生まれ。2006年筑波大学芸術研究科洋画専攻修了。人々の営みや、伝承、土地の風景や歴史から生成したドローイングや彫刻を制作。 虚構と現実を往来しながら物語を体感していく作品を探求している。近年の主な展示に「200年をたがやす」秋田市文化創造館(2021年、秋田)、「奥能登国際芸術祭2020+」石川県珠洲市(2021年、石川)、「VOCA2021」上野の森美術館(2021年、東京)、「表現の生態系」アーツ前橋(2019年、群馬)など。また、受賞歴としてVOCA賞(2021)、Tokyo Midtown Award 2015 優秀賞(2015)、LUMIN meets ART AWARD準グランプリ受賞(2014)など。 オフィシャルウェブサイト
尾花賢一氏
JINS前橋小島田店には風男というキャラクターの物語が描かれています。風男は風の化身や妖精のような存在。私たちの近くにそっと佇み、時折吹く風に身を委ねながら、私たちの生活を観察しています。
群馬といえば空っ風。高校生の時に赤城山から吹き下ろす強く冷たい風の中、自転車を立ち漕ぎしながら必死に登校していたことを思い出します。群馬で生活していると当たり前のこの光景も、山々に寄り添いながら生活しているからこそ感じることができる自然現象です。故郷に帰省して強く冷たい風を浴びるたびに、今でも懐かしさが込み上げます。
2001年にアイウエア事業に参入して以来、それまでの常識を打ち破る価格体系や高いデザイン性、視力矯正以外の付加価値を持たせた商品開発など、新しい価値を提供することで成長を続けてきた「JINS」。2021年には、企業として持続可能な社会を実現する取り組みをより一層推進していくため、サステナビリティ共通ビジョンや具体的なサステナビリティの目標を策定 ( 2050年と2030年をマイルストーン )。地域共生を目指した新施設「JINS PARK」のオープンや、循環型アイウエアの開発など様々な取り組みを推進しています。
ESG(環境・社会・企業統治)やSDGs(持続可能な開発目標)などのグローバルイシューを中心に重要テーマを作成。詳細はこちら。
JINSは、今後の店舗運営において、太陽光パネルの新設のほか、再生可能エネルギーの購入など様々な方法の採用を検討しています。これからも地域と共生し、社会や環境に価値を還元できる店舗を創出することで、より豊かな社会の実現を目指していきます。
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