九州大学の歩みは、1903年に京都帝国大学福岡医科大学が設置され、1911年に工科大学が設置されて、医科大学と工科大学が一緒になり九州帝国大学がスタートしました。以来、学部等の増設があり、2003年に九州芸術工科大学との統合、2004年に大学法人化などを経て現在に至っています。
九州大学は現在12の学部、16の大学院研究院、18の大学院学府、4つの専門職大学院、高等研究院、基幹教育院、5つの研究所および最先端の医療を提供する国内最大級の大学病院、420万冊余りの蔵書を誇る図書館などを擁する我が国屈指の基幹総合大学として発展を続けています。
現在の学生数は学部学生・大学院生を合わせて約19,000名、教職員約8,000名、合計約27,000名の大きな組織です。6つのキャンパス、附属農場、4つの演習林などを所有し、日本で3番目に広い敷地を持つ大学です。メインキャンパスの伊都キャンパスは約272haと、単一キャンパスとしては国内最大級の広さです。
九州大学は「自律的に改革を続け、教育の質を国際的に保証するとともに、常に未来の課題に挑戦する活力に満ちた最高水準の研究教育拠点となる」という基本理念を掲げています。2011年の創立百周年を機に「躍進百代」というスローガンを掲げ、世界のトップ大学に躍進することを目標としています。また、2015年に策定した「九州大学アクションプラン2015-2020」に基づき、「エネルギー研究教育機構」や「共創学部」設置(2018年4月開講)などの取組を開始しました。