国内製パン業界では2位のシェアの敷島製パン
Pasco ブランドで国内外で展開する 敷島製パン 株式会社は、ドイツ人製パン技師 (ハインリヒ・フロインドリーブ) を招いて、盛田善平氏により1920年に創業した、パン・和洋菓子の製造販売を行う、愛知県名古屋の老舗製パン企業です。国内製パン業界では第2位のシェアを誇り、製菓部門も含む製パン製菓事業と、冷凍生地の生産する冷食事業、Pasco ブランドの海外展開を図る海外事業、ベーカリー事業の4つをコアに展開しています。2020年8月時点で、国内に13工場と41事業所を有しています。
Pasco ブランドで第二の創業
製パン事業では、1969年に関東地区に進出の際に Pasco ブランドとして商品展開。この Pasco という言葉は、パン(PAN)・敷島(Shikishima)・カンパニー(Company)の頭文字からとった造語で、当時の大手競合に対抗するための差別化を図ったブランド戦略でした。2003年になると、関東地区のPascoと中部・関西地区ではシキシマの2つのブランドを Pasco に統一し、「第二の創業」と位置づけられその名は全国に知られる事になりました。また、 敷島製パン 株式会社は、愛知県が県内の優れたものづくり企業に与える「愛知ブランド企業」です。
食パン市場でNo.1シェアを誇る「超熟」
2020年に創業100周年を迎えた 敷島製パン株式会社 は、その長い伝統に培われた技術力は次々にヒット商品を生み、また多くのロングセラー商品を作り出してきました。中でも「超熟」シリーズは1998年に誕生したブランドで、食事用パン市場でNo.1のシェアを獲得するなど大ヒットを収めました。その他にも、イングリッシュマフィン、スナックパン、十勝バタースティック、白い食卓ロール、なごやん、サンドロールなど、Pasco には6つの代表するロングセラー商品があります。