環境機器部品の供給から、環境総合企業へ
1965年の設立の株式会社 西部技研 は、独自の技術をもとに、全熱交換器やデシカント除湿機、有機溶剤濃縮装置といった画期的製品を世に送り出してきた環境保全・省エネ機器メーカーで、福岡県古賀市に本社を構えています。
1974年にハニカム技術を実用化させ確立。ハニカムとは、ハチの巣という意味で、素材をハニカム状にすることで、空気抵抗が少なく省エネルギー、空気に接する面積が大きく機器の大きさに比べて効果が大きい、軽くて強いという特長が生まれます。機能性素材をハニカム状にしてさまざまな機器を開発。
代表的な開発品である活性シリカハニカム除湿ローター “SSCR”は、ハニカム状のローターにシリカゲルを合成した除湿ローターで、それまでの除湿機は、「臭いが出る」というクレームがありました。その原因を調べるために実験を繰り返し、当時の除湿機に一般的に使われていた塩化リチウムに原因があることを究明。その後、「臭いが出ない」除湿機の開発に1年間の試行錯誤を繰り返し、1984年に製品化に成功。日刊工業新聞「10大新製品賞」を受賞しました。