IT・小売・流通を融合させたリテールAI戦略
1981年設立の 株式会社 トライアルカンパニー (旧:株式会社あさひ屋)は、約40年前の会社立ち上げ当時から「ITと小売業・流通業を融合させ、お客様の役に立つ」というビジョンを掲げ、小売・流通業分野にフォーカスしたソフトウェア開発の事業会社として、創業地・福岡を中心に展開。
1981年設立の 株式会社 トライアルカンパニー (旧:株式会社あさひ屋)は、約40年前の会社立ち上げ当時から「ITと小売業・流通業を融合させ、お客様の役に立つ」というビジョンを掲げ、小売・流通業分野にフォーカスしたソフトウェア開発の事業会社として、創業地・福岡を中心に展開。
店舗業務効率化のための携帯端末の開発、購買データの処理エンジンの開発などのIT技術を強みとし、蓄積されたビッグデータはマーケティングや物流の最適化など、 トライアルカンパニーの主力事業であるスーパーセンター(小売業)のさまざまなシーンで活用されています。
また、スーパーセンターに関連して流通・物流事業や商品開発・製造なども展開。現在はこれら事業を「AI」技術と融合させ「リテールAI戦略」を進めています。
テクノロジーによって、新時代の買い物体験を生み出し、流通の仕組みを革新する。
社会インフラとして不可欠な「店舗」、店舗テクノロジーを通じて「変化」をもたらし、ゆくゆくは世界中の小売業を「革新する」―という壮大なミッションに挑みます。
IT企業としてのノウハウを流通業に生かし、スーパーマーケットの店舗展開をするトライアルカンパニーは、2018年に日本初となるスマートレジカートとスマートカメラを導入した「スーパーセンタートライアル アイランドシティ店」をオープン。
トライアルが独自に開発した商品動向を分析することができるスマートカメラと、パナソニックが開発したお客様の動きを分析することができる Vieurekaプラットフォーム を使ったスマートカメラを店内に計700台設置し、その分析結果を元に、商品の見つけやすさや品揃えを改善し、商品棚の欠品を防ぐ事ができるスマートストアです。
リテールAI技術を活用し、流通業界を変革することを目的に、2018年11月に株式会社 Retail AIを設立。自社開発のリテールAIカメラを活用した店内・棚前のお客さまの買物行動の分析、棚コンディションの監視、タブレットカートやサイネージと連動したショッパーマーケティングの展開などにより、お客様に新しい価値を提案します。
国内外に約350名のエンジニアを抱え、リテールAIテクノロジーのリアル店舗への開発・導入を行っています。加えて、大手電機メーカーやAIベンチャー出身の技術者が集結し、高いレベルのリテールAI技術の開発・技術導入を行うことで、ハードウエア、ソフトウエアの自社開発、店舗への導入までを一気通貫で対応しています。
専用のプリペイドカードをカートに登録の上、付属するスキャナーでお客様自らが商品バーコードを読み取ることで通常のレジでの商品登録や会計の手順を省き、専用ゲートを通過するだけでキャッシュレス会計を済ますことができるのが特徴です。レジ待ちの時間を大幅に短縮すると共に、店舗オペレーションの省力化を実現します。また、売場でスキャンした商品に応じたレコメンドをカート付属のタブレット画面に表示したりその場で使えるクーポンを配信したりするといった機能も搭載しております。
スマートショッピングカート
小売店での使用に特化したAIエンジン搭載カメラです。商品棚の監視やお客様の店内での動線分析をおこなうことで、発注や補充オペレーションの最適化を図り、お客様が欲しいものを欲しい時にお買い求めいただける、快適な売り場づくりに寄与します。また、「デジタルサイネージ」を活用し、店舗全体もしくは売場単位で、全ての機体が同一の音声付き動画・静止画を表示する「フィーバータイム」や、惣菜売場で作りたて・揚げたて商品の品出しをお知らせする「出来たて動画」など、お客様に新たな価値をご提供します。
リテールAIカメラ
食品などを扱うリアル店舗での買い物は、非計画購買(入店時に予定していなかったものを購入すること)が約8割と言われ、デジタルサイネージを活用した店頭での適切な情報発信により、お客様と商品のマッチングを促進し、より良いお買物体験の提供を図ります。また、ISP(In-Store Promotion: レジカートクーポン・デジタルサイネージを用いた販促)からOSP(Out-Store Promotion: ウェブ広告による集客)まで、IoT機器導入+デジタルマーケティングで「スマートストア」としての機能向上を図ります。
デジタルサイネージ
株式会社トライアルホールディングスは、福岡県宮若市および九州大学と共同で推進するリテールDXを軸にしたまちづくり「リモートワークタウン ムスブ宮若」プロジェクトを2021年7月29日(木)より本格始動しました。リモートワークタウン ムスブ宮若は、廃校となった施設をサテライトオフィスやベンチャー企業の集いの場へとリノベーションし、市民・行政・民間事業者が協力して実現を目指すリテールAI開発拠点です。