国連ハビタットは持続可能な街や都市づくりを促進する国連機関
世界が急速に都市化へ進むにつれさまざまな問題が発生します。国連ハビタットは、都市化と居住の問題に取り組む国連機関で、1978年に国連総会によってケニアのナイロビに設立されました。国連ハビタットの使命は、国家・地方といったレベルでのパートナーシップ構築し、社会的、環境的に持続可能な街や都市づくりを促進することです。また、各国政府、地方自治体、NGO、民間のほか、他の国連機関とともに活動を行っています。主な活動は、地球的規模での包括的な調査・広報活動と、各国の住宅および居住問題解決に向けた支援活動になります。
福岡を中心とする日本の環境技術・ノウハウをアジアの国々へ紹介
国連ハビタット 福岡本部の活動
地域レベルでの事業活動強化と本部機能の分散化を図るため、アジア太平洋地域の統括事務所を1997年に福岡に開設し、国連ハビタットの地域事務所は、ナイロビ、リオ・デ・ジャネイロ、カイロ、そして福岡の合計4つになります。
現在取り組んでいる主な事業は担当地域の、紛争後の再建復興、災害後の再建復興、貧困緩和、気候変動に関する戦略支援など様々です。また、福岡市や福岡大学と連携した「福岡方式」によるごみ埋立技術移転や、福岡を中心とする日本の環境技術・ノウハウをアジアの国々へ紹介する取り組みなどを行っています。