ストールからマフラー、スカーフ、帽子など
株式会社 佳雅 は1995年 神奈川県 横浜市に設立。開業以来、スカーフ、マフラー、ストール、マント、ボレロ、帽子など服飾雑貨を毎年数百もの企画・製造・卸を行っています。企画からデザイン、製造まで一貫して手がけることができ、量産店やアパレルメーカー様の商品を手掛けています。また日本国内だけでなく中国、インド、イタリア、フランス等、海外にも生産協力拠点があります。
自社ブランド Feuille de Cocoon
幕末から明治維新と時代が動くなか、横浜は生糸の輸出、そして昭和の時代にはスカーフの輸出で隆盛を極め、ピークの1976年(昭和51年)には世界のスカーフの半分は横浜スカーフであったといわれ、日本の産業発展に大いに貢献しましたが、現在は残念ながらその栄華はファッションスタイルの変化と共になくなってしまいました。
私どもの株式会社 佳雅 は今も横浜の地でスカーフを取り扱っています。そこで、そんなスカーフを現代にマッチするよう再定義し、アウトドアでも使えるような新たなシルクスカーフ像を作りたい想いで新ブランド「Feuille de Cocoon フィーユ ド ココン」を2021年に立ち上げました。
高機能スカーフで横浜スカーフの再興
2021年に誕生した Feuille de Cocoon は、横浜スカーフの魅力をより多くの消費者に様々な形で知ってほしいと思い、今回100年以上歴史を誇るシルクのプロの会社様の力もお借りして、現代にマッチするカタチに仕立てました。テーマである“機能とファッション”の両立に加え、横浜の地場産業であるスカーフのリブランディングにフォーカスしたチャレンジとなります。
日本全国のシルク技術を結集 – エクストリームシルク
株式会社 佳雅 の自社ブランドの高機能スカーフ「Feuille de Cocoon」の第一弾商品として、日本全国のシルク技術を結集して作られたアウトドアに特化した100%シルク「エクストリームシルク」で作られた商品を発表。
エクストリームシルクの特性は、シルク本来が持つ通気性や保湿性による、夏は涼しく、冬は暖かいという機能はもちろんのこと、タテ糸に17,346本もの生糸を使って織りあげ、ハイパーガード加工と呼ばれる特殊加工により、今までになかった「洗えるシルク」へと進化し、さらに防燃加工を施すことで、キャンプやアウトドアに適する高機能な「エクストリームシルク」へと昇華しました。
スカーフのデザインは、昭和30年代に横浜から世界に輸出したスカーフアーカイブ※から、ポップで明るいアフリカンデザインを現代風にアレンジしています。
※横浜スカーフアーカイブ:
昭和32年から約30年間、輸出時の意匠認定用提出物として当時の横浜スカーフ組合へ提供していた生地などの実物資料を指す。
エクストリームシルク の商品
商品の「DURE110」は、大人でもすっぽりと包み込まれる大判サイズで、おしゃれだけでなく肌寒い時期や夜中に羽織りとして重宝します。「DURE55」はアウトドアファッションのワンポイントアイテムとして、首元やヘアバンドとしても使え、男女問わずオススメの商品です。さらに、ハイパーガード加工を施し、「洗えるシルク」としているので、テーブルウェアとして使用することもでき、アウトドアの食事をワンランク上に彩ることができます。最後に、スカーフでは他に見ないハトメ加工を施していることで、スカーフを簡単に結ぶことができる他、吊るしてカーテン代わりにするなど、エクストリームシルクの使用用途は無限大です。
パートナー企業 (2021年3月現在)
日本のシルク技術の髄が詰まった高機能シルク「エクストリームシルク」を、是非手に取ってその肌触りを体験ください。
- 小倉織物株式会社(シルク生地の生産)
創業明治28年の老舗シルク織物生産工場。英国エリザベス女王の戴冠式の際に皇室からの贈呈品として絹織物を謹製納入。受け継がれてきた伝統の技術で、DURE専用生地を生産。 - 丹後織物工業組合(ハイパーガード加工)
1300年の歴史を持つ絹織物の一大産地、丹後の中心工場。摩擦耐性を付加できるハイパーガード加工(耐スレ加工)を用いて合成繊維にも劣らない、スレに強い生地に加工。洗濯による劣化・シワの発生も低減し、シルクの持ち味である手触り感・質感・着心地を長く保つことが可能とする。 - 羽前絹練株式会社(防燃加工)
創業115年歴史を持ち、絹織物加工において東北で最も古く企業。特殊加工である防燃加工を施す。