味噌汁の起源
味噌汁の起源に関しては、もう一つの物語がありますが、それは戦が多く行われた戦国時代に初めて作られたとの説です。戦の最中に、武士達は熱中症を防ぐために味噌汁を食べました。どちらにしろ、味噌汁は徐々に一般の人々の間にも広がり、江戸時代になると味噌汁の人気は急速に高まりました。 このような段階を踏み、味噌汁は今日人々の食卓に欠かすことのできない「ソウルフード」となりました。
味噌汁の中身は?
実際、私達が味噌汁の中に入れる具材はバラエティーに富んでいます。創造性を働かせることで独自の味噌汁を作ることができます。 もし人気の具材を挙げるとすれば、豆腐、わかめ、ねぎ、油揚げ、大根等があります。さらに、このような具材の様々な組み合わせも楽しむことができます。
最近ではユニークな味噌汁の具材も登場しており、魚の缶詰、スパイス、豆乳、卵などを入れたものがあります。 私達は気分や体調に合わせた味噌汁を作ることができるのです。
味噌汁の健康効果
味噌汁に含まれる塩分量を気にする方もいますが、他の日常的に食される食べ物と比べると、それほど大きな問題にはならないことが分かります。また、カリウム豊富な食材を味噌汁の具材に使うことで、塩分の排出にも役立ちます。
イメージ:徳川家康公 (Image Source: Wikimedia Commons)
味噌を使った埼玉の郷土料理
埼玉県 は、さといもの出荷額が全国一位、こまつな、ほうれんそう、ねぎ、かぶなども全国2位を誇ります。もちろんこうした埼玉産の農産物を使った味噌汁や郷土料理はたくさんあり、どれも美味しく自慢の料理です!また県内には日本古来の伝統調味料の醤油や味噌の醸造場があり、いまも伝統的な技術を用いた醸造業が引き継がれています。
Source: maffchannel
ここではそうした埼玉の味噌を使った郷土料理を何品かご紹介します。例えば、秩父地域の小昼飯(こじゅうはん)と呼ばれる郷土料理があり、有名どころでは「みそポテト」など、天ぷらにしたジャガイモに甘辛い味噌だれをかけた定番料理。レシピなどを参考に作ってみるのも良し!埼玉に食べに来るのも良し!是非、味噌を使った埼玉の郷土料理をお試しください。
下の郷土料理の写真(出典:農林水産省Webサイト)をクリックするとレシピや歴史・由来などが確認できます。
呉汁(ごじる)
「呉汁」は、稲作や畑作を行っていた地域を中心に、埼玉県全域で愛されている郷土料理。
冷や汁/すったて(ひやじる/すったて)
それぞれの地域でとれる野菜や魚を使い、日本各地様々な場所で独自に発展してきた郷土食「冷や汁」。
こんにゃくのみそおでん
埼玉の特産の1つとなるこんにゃくは、芋粉を使わずこんにゃく芋を使って手作りする。独特の風味と食感が特徴です。
ねぎぬた
ネギの生産量が全国でも2番目に多い埼玉県。「深谷ねぎ」はブランド化して、酢味噌の風味とよく合い、その味わいは格別。
こんにちは。Harukaと申します。埼玉県に25年間以上住んでいます。食や文化を中心に、埼玉に関する情報を発信していきたいと思っています。また、日本の興味深い部分についてもお伝えできますと嬉しいです。