ロボコン 出場予定者必見!小学生から大学院・専門学校の生徒も対象!
ロボコン (ロボットコンテスト) に出場するチームをサポートするプログラム「SETP」が、2021年度の支援対象のチームを公募で募集を開始します!公募期間は7月上旬から8月下旬を予定しています。対象チームとなる学生は、大学・大学院、短期大学、専門学校、高等専門学校、高等学校、中学校、小学校などの教育機関に所属する学生・生徒のみから構成されるチーム。そして、選出したチームに対しチームが希望する物品最大10万円分(消費税や送料等手数料込み)をご提供!
下は、2020年度ロボコンチーム支援プログラム(STEP2020)で見事選ばれた5チームです。
採択チーム1
三重大学 NHK学生ロボコン出場チーム
「M³ RC」
採択チーム2
愛知県立大学 ロボカップサッカー小型リーグ出場チーム
「RoboDragons」
採択チーム3
岐阜大学 NHK学生ロボコン出場チーム
「岐阜大学ロボコンサークル」
採択チーム4
群馬高専 高専ロボコン出場チーム
「群馬高専Bチーム Grus」
採択チーム5
四日市工業高等学校 ロボット相撲出場チーム
「メカトロニクス部」
プレスリリース内容
ロボットコンテストに特化したチーム支援プログラムの2021年度支援チーム募集開始!
選出された高校、高専、大学等のロボコンチームに最大10万円相当の物品支援を実施
2021年6月25日
一般社団法人次世代ロボットエンジニア支援機構
一般社団法人次世代ロボットエンジニア支援機構 (所在地:京都府相楽郡精華町、代表理事:川節拓実、通称:Scramble) は、2021年度ロボコンチーム支援プログラム (STEP2021)の支援対象チームを募集いたします。
STEPとは
STEP (Scramble robocon Team Encouragement Program) とは、次世代ロボットエンジニア支援機構のロボコンチーム支援プログラムの事で、ロボットコンテスト (ロボコン) で成長したい学生・子ども達を応援するため、公募にてロボコンに出場する学生・子ども達のチームを支援致します。選出されたチームにはチームが希望する物品を本機構からご提供します。
今年度の支援方針について
本プログラムは昨年度に引き続き2年目の実施となります。昨年度は14件の応募があり、5チームに対して支援をいたしました。今年度も基本的な制度は同一ですが、チームの特色、持ち味を出しやすくするために、より自由度を増した申請書様式といたしました。また、支援規模についても、今年度はより拡大しての実施を計画しております。
更に、申請書を作成すること自体が学生・子ども達の今後の活躍にあたって、自らの取り組みをアピール等の良い訓練機会であるという考えに基づき、希望チームへは支援の採否に関わらず、本機構からの講評・助言を個別に実施いたします。
今年度支援の詳細
申請書の準備期間を確保するため、公募期間を昨年よりも延長いたします。公募期間は7月上旬~8月下旬 (メール送付)を予定しております。
支援チーム採否については、本機構会員の他、6名の外部審査員を交えて厳正に審査いたします。採択チームの決定は9月中旬、支援品の送付は9月末~10月を予定しております。
支援内容
- 選出したチームに対しチームが希望する物品最大10万円分(消費税や送料等手数料込み)をご提供します。
- 希望する物品にはロボットコンテストのために製作するロボットの費用だけでなく、その製作の勉強のために必要な書籍代など妥当と考えられる物品の購入費用を含みます。
- 実際の助成規模は応募総数、申請内容等により、変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。
代表理事 川節拓実コメント
昨年度に引き続き、本事業を通じて次世代のロボットエンジニア創出とその支援、ものづくり振興 に微力ながら貢献できることを大変光栄に存じます。本事業の趣旨は、資金的な困難を抱えているロボコンチームへの支援のみならず、自らの取り組みを申請書という形でアピールすることで組織内外の支援を獲得するという、技術者・研究者として活躍するのに必須とも言える行為について、体験の機会を提供することでもあります。各チームの熱意と工夫のこもった申請をお待ちしております。
2020年9月に発足したScramble-FRCチームと川節拓実代表理事 (左から2番目)
本機構としましても、厳正かつ有効な審査、支援を通じて微力ながら皆様に貢献ができるよう、引き続き全力を尽くして参ります。また、本事業は本機構の企業スポンサー様、個人サポーター様の多大なご支援あってのものであり、このような社会一体となった若手育成・支援の枠組みをさらに広げることができるよう務めて参ります。
STEP 2020 で選出された5チーム
2020年度ロボコンチーム支援プログラム (STEP2020) では、公募に基づいた厳正なる審査の結果、三重大学、愛知県立大学、岐阜大学、群馬高専、三重県立四日市工業高校の5チームが2020年9月に選出され、STEP2020 の支援が実施されました。
三重大学 NHK学生ロボコン出場チーム 「M³ RC」
三重大学M³ RC(読み:エムキューブアールシー)は主にNHK学生ロボコンに出場しているチームです。NHK学生ロボコンは毎年変わる課題に対してロボットを製作し、その技術力や独創力、チームワークを競う大会です。M³ RCはメンバーや資金等のリソース不足等の困難を抱えながらも、ロボット開発の効率化・コスト削減といったチームでの創意工夫によって大会ではベスト4やベスト8を達成する等の大きな結果を残してきました。現在も広報活動や新入生教育活動に力を入れるなどしてこれらの課題の解決に努め、大会での上位入賞を目指しています。
愛知県立大学 ロボカップサッカー小型リーグ出場チーム「RoboDragons」
愛知県立大学RoboDragons(読み:ロボドラゴンズ)はロボカップサッカー小型リーグに出場しているチームです。ロボカップでは2050年までにW杯チャンピオンチームにロボットのチームが勝つという究極の目標に向かってロボットや人工知能の研究を推進するプロジェクトです。RoboDragonsは国内大会で連続して優勝を収め、世界大会でも上位入賞している強豪チームです。ロボットの定量的な評価に努めることでハードウェア、ソフトウェアともにさらなる改良を実施し、国内外大会で積極的な情報収集で新しい技術を取り込み、上記の究極の目標に向かって開発を進めています。
岐阜大学 NHK学生ロボコン出場チーム「岐阜大学ロボコンサークル」
岐阜大学ロボコンサークルは主にNHK学生ロボコンに出場しているチームです。上述の通り、NHK学生ロボコンはロボットを自らの手で一から作り動かすことによって、ものづくりの楽しさを肌で感じ、大学の講義では得られない経験ができる大会です。ここ数年では2018年の本戦出場以外は事前のビデオ審査にて惜しくも敗退する結果となっていますが、新しい技術の導入やサークル内での技術継承、チームの運営方法などを工夫・試行錯誤することで着実に技術力やノウハウを蓄積し、今後の結果につなげるための取り組みを実施しています。
群馬高専 高専ロボコン出場チーム「群馬高専Bチーム Grus」
群馬高専Bチーム Grusはアイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト(通称:高専ロボコン)に出場しているチームです。高専ロボコンは毎年変わる課題に対して全国の高専生がアイデアを駆使してロボットを製作する大会です。群馬高専としては直近では全国大会ベスト8や地区大会でアイデア賞を受賞するなどの大きな成果を残してきましたが、昨年は初戦敗退という悔しい結果に終わりました。昨年の結果を受け止め、チームメンバー一丸となってロボット開発に取り組むことを最重視し、チーム運営の方法に工夫を重ね今年のロボコンに挑んでいます。
四日市工業高等学校 ロボット相撲出場チーム「メカトロニクス部」
三重県立四日市工業高等学校メカトロニクス部はロボット相撲大会やロボットアメリカンフットボール大会に出場しているチームです。ロボット相撲ではその名の通り2台のロボットが相手を押し合い、土俵外に押し出すと勝利となる競技で、ロボットアメリカンフットボールは1チーム5台のロボットが互いの陣地にボールを運び、その得点を競う競技です。各競技において地方大会では優勝等、全国大会でも上位入賞するなど大きな成果を残してきました。意欲的にチームやメンバーが成長できるよう、常に新しいことに挑戦できる環境を整え、今後も上位入賞を目指します。
ロボットコンテストについて
ロボコン (ロボットコンテスト) には国内外にさまざまな種類の競技がありますが、共通することはロボットをチーム (もしくは個人) で実際に製作し、それを競わせることです。実践的な知識、経験として獲得することができ、問題解決能力を磨くことができます。また、あるロボコンでは毎年競技の内容が変わるため、何が一番良いロボットであるかはチームとして最大限アイデアを出し議論することが必要です。技術に関する実践的知識・経験を獲得できるのみでなくさらに問題解決能力も養うことができ、ロボコンは科学や工学に興味ある学生・子ども達を育成するに優れたフレームワークです。
FRC (FIRST® Robotics Competition) の様子