クリーンテック企業と環境配慮の住宅メーカーの2つの福岡の企業が「脱炭素化社会」を目指し、実証実験を共同で取り組む
デジタルイノベーションで 脱炭素化社会 の実現をミッションとするアークエルテクノロジーズ 株式会社と、ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)をなど、環境にやさしい木造注文住宅メーカーのエコワークス 株式会社の両社が協力して、「ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証実験を開始します。経済産業省 資源エネルギー庁に認められたアークエルテクノロジーズの実証事業にエコワークスが参加し、さまざまな取組の中で検証して行きます。
プレスリリース内容
6つ星ZEHビルダーのエコワークスとアークエルテクノロジーズが協業 – 両社がビジョンに掲げる 脱炭素化社会 の実現を「福岡」から目指す
2021年7月27日
アークエルテクノロジーズ株式会社 / エコワークス株式会社
この度、エコワークス株式会社 (本社:福岡県福岡市 代表取締役社長 小山貴史 以下、エコワークス) が、アークエルテクノロジーズ株式会社 (本社:福岡県福岡市 代表取締役 宮脇良二 以下、当社) が令和3年度6月に 採択※1 を受けた、経済産業省 資源エネルギー庁「令和3年度 蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業費補助金 (ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業)、以下「本実証」※2において、当社がリーダーを務めるコンソーシアム、及びEV・V2Hユーザーとして本実証へ参加することが決定しました。
※1 令和3年度 ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業に関する採択結果 詳細は外部リンク
※2 令和3年度 ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業に関する情報 詳細は外部リンク
アークエルテクノロジーズのコンソーシアム
エコワークス社は、アークエルテクノロジーズ社のコンソーシアムメンバーに参加する事で、EV連携を前提とした住まいのあり方など検討ができ、またアークエルはエコワークス社のクライアントへこれまで以上に安くてエコなエネルギーのPRができる。
エコワークスは、福岡・熊本・佐賀を拠点としたエコ住宅・リノベーションを行う住宅メーカーで、社名のとおり環境活動を軸においたSDGs経営により、「2030年脱炭素企業」を掲げており、本社社屋での福岡県初のZEB (ネット・ゼロエネルギー・ビル) 認証の取得(太陽光44kW 搭載)、全事業所における再エネ100%も達成、本実証には「ZEB」認証取得の本社で参加します。
エコワークスのモデルハウス
また、エコワークスが提供する ZEH※3 に居住するお客様へも、当社が開発した電動車(EV)を活用した V2H※4 の仕組みを活用した実証への参加、さらなる再エネ活用・普及を目指します。両社がビジョンに掲げる「脱炭素化社会」の実現に向けた取り組みを福岡に本社を置く両社の協力により推し進めます。
※3ZEH (ゼッチ) とは
ネットゼロエネルギーハウスの略。「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」のこと。
※4V2H (Vehicle to Home) とは
ネットゼロエネルギーハウスの略。「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」のこと。
ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業
当社は、昨年度の本実証事業で、電力卸取引市場(JEPX)連動型ダイナミックプライシング(以下、DP)適用の電力メニューの提供を開始しました。本年度の実証事業では、昨年度より提供を開始したDP適用の電力メニューに加え、充放電時間の最適化を目的としたV2H の自動制御技術をIoTデバイスと併せてして開発します。
V2Hの自動制御技術を活用した実証実験のイメージ
この技術開発により、V2Hと電動車(EV)を接続しておくだけで、電力の市場価格が安い時間帯にEVの充電が行われるだけでなく、高い時間帯には市場からの電力購入を制限し、EVから家庭等に電力が供給されるといった制御を自動で行うことが可能になります。今年度より、充放電設備導入事業※5 が追加となり、V2H(充放電設備)の購入費/工事費が補助の対象となります。
※5充放電設備(V2H)導入事業 詳細は外部リンク