ひろしまサンドボックスに届いた391件のアイデアの中から最終採択30件に選ばれたエイトノットの夢
ひろしまサンドボックス とは広島のさまざまな課題に対し、県内外からスタートアップや団体・中小企業からソリューションを募り、運営事務局およびパブリックからの評価を基準にアイディアを選定し、実証実験のチャンスを与えるプログラムです。諸課題をデジタル技術を活用し克服することで、広島における「新しい日常」を構築し、地域経済の活性化を狙うものです。
そして、ロボティクスとAIであらゆる水上モビリティの自律化をミッションに掲げる大阪堺市のスタートアップ企業・株式会社 エイトノットが、全国から応募があった 391件 のアイデアの中から、最終採択 30件 に選定されました。実証実験期間は2021年4月下旬から10月中旬と予定されています。
下の3つのサムネールは、 ひろしまサンドボックス D-EGGS PROJECT でPRした動画からの画像です。詳細はさらに下の動画をご覧ください。動画では「株式会社Marine X」と表示されていますが、株式会社 エイトノットは、Marine X から2021年3月8日にカーブアウトして設立したスタートアップ企業です。応募者名の 木村裕人 氏は、エイトノットの代表取締役です。
プレスリリース内容
水上オンデマンド交通の実現を目指す 株式会社エイトノット、 ひろしまサンドボックス 「D-EGGS PROJECT」に採択決定、広島県大崎上島町にて実証実験を実施
2021年4月21日
株式会社 エイトノット
実証実験の背景と取り組み
700以上の離島が存在し、30万人以上が島で暮らす瀬戸内海において、水上モビリティは島民の暮らしに欠かせないインフラとなっています。実証実験では技術検証だけでなく、島民の方々のニーズの深堀りと社会実装に向けた環境調査も行い、瀬戸内海広域をカバーするサービスとなるよう開発を進めて参ります。
瀬戸内海・離島地域の物資輸送を自律航行EV水上ドローンで支援することで、持続可能な物流インフラの構築と移住者を引きつけるスマートアイランドを実現する
現在、2023年に物流領域における一部サービス開始を目指しております。「EVロボティックボートによる水上オンデマンド交通」が物資やサービスの供給、そして人々のスムーズな移動を可能にし、交通・物流における新しい選択肢となるよう事業を加速させて参ります。
今後のスケジュール
実証実験期間:2021年4月下旬~10月中旬(予定)
成果発表会:2022年10月中下旬(予定)
ひろしまサンドボックス「D-EGGS PROJECT」とは
広島県が中心となって運営を行う、ひろしまサンドボックスとは、AI/IoT、ビックデータ等の最新技術を活用し、これまでにない新しいソリューションを創り出し、技術やノウハウを持つ広島県内外の企業や人材を呼び込み、様々な産業・地域課題の解決をテーマとして共創できるオープンな実証実験の場(=プラットフォーム)を構築する事業構想です。

その「ひろしまサンドボックス」のネクストステップとして、2020年11月26日からスタートした「D-EGGS PROJECT」。コロナ禍のニューノーマル時代を再定義するアイディア(製品やアプリ・サービスなど)を全国から広く募集。募集したアイデアから最大30件を採択し、県内外のプレーヤーの共創によるプロトタイプ開発から県内フィールドでの実証実験を1件当たり最大1,300万円の支援に加え、県外企業向けには最大1,000万円の滞在経費も支援するアクセラレーション・プラグラムです。

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全国から応募いただいた391件のアイデアの中から、1次審査を通過した100件について、県内外の皆様からのパブリック評価、動画の「いいね」数(総投票数8,046)も加味し、最終審査を実施し、最終採択30件が選定されました。採択アイディアは今後、県内フィールドでの実証実験を経て、最終的な成果発表会を行います。